ODA(政府開発援助): 日本に何ができるか (中公新書 1727)

  • 中央公論新社 (2003年12月1日発売)
3.23
  • (2)
  • (10)
  • (28)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 133
感想 : 11
5

久しぶりにこういう系の新書。
どんどん新しい知識が体の中に吸収されていく感じがして、読んでて楽しすぎた。ってことで、★5つ。多分、読むタイミングが違えば評価も違ったやろけどww

内容としては、
「日本のODAってよく批判されてるけど、実際のとこはどうなの?」
っていう出発点から、日本のODAを他国と比較しながら分析していく感じ。
日本のODAは『借款』が中心で、『贈与』の割合は(他の先進国と比べれば)低い。ただ、それは借款をすることで、甘やかしで終わらないために必要なことであり、本当の意味での「開発援助」と言えると述べられている。しかし、一方で、日本のODAは円借款が中心で、「お金あげるだけ」のパターンが多い。もっとプロジェクトベースでのODAを増やしていって、日本企業がそのプロジェクトを受注するような形を作れば、技術面でも開発面でもプラスに働くはずやー。

みたいな感じ。
まあ、正論ばっかりの一冊やったなwww
数値とかグラフを使って証明してたから、説得力はあったし、読みやすかったかな。うん。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2010年11月5日
読了日 : 2010年10月29日
本棚登録日 : 2010年10月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする