個人的に何度読んでも錆びない、廃れない、そういう希な本の一つです。全体を包む乾燥地帯の遠くまで澄んだ空気感のようなものに、個人的にえもいわれぬ憧れを持っていることもあり、幾度ページを開いても、その都度頭の中に、乾燥した空気のなかにたたずむ街と空のにおいが、鼻腔を通り抜けて頭の中で広がります。
読書状況:積読
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2011年1月22日
- 本棚登録日 : 2011年1月22日
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