子どもでもない大人でもない時というものは、単に不安定というだけではない。真実を求めるまっすぐな姿勢がそこにはある。
非力で傲慢な、でもどこか繊細な青年期を扱った作品。
同じ年代であっても、読了感としては、『僕はかぐや姫』の千田さんの方がすごく共感できた。やはりアメリカという環境のためなのだろうか。やることなすことがとても大きく、大げさである。
どこか青年らしさを出そうとしている感じがして、ホールデンではないけれど、好きになれなかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
物語
- 感想投稿日 : 2013年8月7日
- 読了日 : 2013年8月7日
- 本棚登録日 : 2013年8月7日
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