ライ麦畑でつかまえて (1979年) (白水社世界の文学)

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感想 : 7
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子どもでもない大人でもない時というものは、単に不安定というだけではない。真実を求めるまっすぐな姿勢がそこにはある。
非力で傲慢な、でもどこか繊細な青年期を扱った作品。
同じ年代であっても、読了感としては、『僕はかぐや姫』の千田さんの方がすごく共感できた。やはりアメリカという環境のためなのだろうか。やることなすことがとても大きく、大げさである。
どこか青年らしさを出そうとしている感じがして、ホールデンではないけれど、好きになれなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 物語
感想投稿日 : 2013年8月7日
読了日 : 2013年8月7日
本棚登録日 : 2013年8月7日

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