曽国藩: 天を畏れ勤・倹・清を全うした官僚 (世界史リブレット人 71)

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  • 山川出版社 (2021年3月3日発売)
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曽国藩の人柄、小地主の家に生まれ心力労苦、沈思黙考、謹厳実直、刻苦勉励な生き方を生涯通した。生涯読書を忘れず、高位高官にあっても一族の驕りを戒め、中央官に居る時は借金で生活していた。敗戦時や困難事にあたる時にはよく遺書を書いた。
太平天国という反乱を鎮圧したため造反有理の価値観からは悪し様に言われるが、その思想は体制派というより中国古来の儒教的価値観を保守しようとしたものであり、洋務派といった顔も中体西用によるものだった。本人は内省型でありカリスマ性や巷間の人気には乏しかったが、李鴻章や左宗棠といった人材を見抜き登用・活用する才に優れていた。
中国近代化の揺籃の籠と言える人材。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史学術(東洋)
感想投稿日 : 2021年3月18日
読了日 : 2021年3月18日
本棚登録日 : 2021年3月18日

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