伊藤計劃トリビュート2 (ハヤカワ文庫JA)

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本棚登録 : 126
レビュー : 12
keixinhuさん  未設定  読み終わった 

伊藤計劃トリビュートらしい作品ばかりで面白かった。
「くすんだ言語」は虐殺器官に、「あるいは呼吸する墓標」はハーモニーに通じるところがある。一番気に入ったのは「最後にして最初のアイドル」。先の展開を読めないほどぶっ飛んでいて哲学的で面白い。特に気に入っているのは「重要な点は、意識とは生まれつき持っている生物学的機能ではないということだ。むしろ、意識とは後天的に個人に伝授される文化的機能であるのだ。あるいは、こうも言い換えられる。意識とは、文明により個人にダウンロードされるソフトウェアである、と。」というくだり。アイドルの存在意義から意識とはという問題提起に至り解釈する。素晴らしい作品でした。

レビュー投稿日
2017年7月29日
読了日
2017年7月29日
本棚登録日
2017年7月29日
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