パッセンジャー

  • 小鳥遊書房 (2021年9月6日発売)
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本棚登録 : 144
感想 : 16
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巻末の言葉にあるように、「一気読み必須の大作!」であったようにも思う。
はじめはなかなかなじめなかった(主人公に感情移入できなかった)が、読み進めていくにつれて、主人公がひとりきりで犯罪に手を染め続ける、逃げ続ける、描写を読むにつれて、すんなりと感情移入できるようになった。
読む者それぞれが、これまでにどんなクライムサスペンス映画、ロードムービー的な映画、を見てきたか?またその主人公の俳優にどのような魅力を感じてきたか?によってもこの小説を読んだ時の受け止め方、感じ方、は変わってくると思う。
かくいう私は、これまでに何度となく見てきたアメリカ映画、ドラマ、クライムアクション…といったもののワンシーンワンシーンをつなぎ合わせていくような感覚で読むことが出来た。主人公に重ね合わせた女優は何人かいたが、明確に思い出せないのと、個々人の思いにゆだねたいと思うのでここで紹介することは割愛させて頂く。
決して日本文学のようなレトリックを楽しむ類いのものではないと思うが、退屈せずにストーリーを読み切ることができる佳作であると思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月26日
読了日 : 2022年1月26日
本棚登録日 : 2021年12月26日

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