君たちは、どう生きるか スマイルズ『自助論』きょうは「運命が」開ける日! (《座右の名著》シリーズ)
- イースト・プレス (2010年4月20日発売)
ほとんどの人は一面だけを見る習慣がついている。ひとつは善や吉、美の一面だけを見て、喜びや楽しみ、愛するように心を向ける人たち。もうひとつは悪や凶、醜を見る習慣がつき、いつも怒りや悲しみ、憎んでいる。
ものごとをプラス思考で見る習慣は高潔な品性を磨くために大切な要素である p.94
辛抱強く学習できないのは現代人お病気である
積み重ねのない勉強で簡単に得た知識や考え方は自分のものにならない。頭に残っても生活も精神面も豊かにしてくれない。
もともと楽をして生きるための学問だから利益にならない。感覚や飲み食い、快楽と一緒で消えてしまう p.119
自ら学ぶ最大の目的は本を読んで他人の考えたことを記憶し、自分のの頭を過去の故事、歴史の倉庫にすることではない。自分の潜在能力を開発し、本当に社会に貢献する人となるように、むなしい人生を送らない決意をすること p.134
一日に15分でも必ず毎日、勉強すると決めると時間を経済的に使うきっかけになる。
目の前にある仕事を少しでもいいものにしようと考えて、力を集中し工夫していけば、すべてがいい経験となる。p.174
本は少なくてもいい、とにかく一流を繰り返し読む。
「一日一時間」が奇跡的成功を生む。毎日一時間を志す道に使えば、特別な才能はなくても必ずその分野のトップに立つことができる。p.243
貯蓄で大切なことはわずかな利息の違いに目を血走らせず、小さな浪費をしないように心がけること p.258
借金は自立した人を奴隷に化かすもの。
誘惑は若者の力を試そうとして現れる。一度、二度とこの誘惑に負ければ習慣になって攻めにくくなる。最初に誘惑を拒めば、それが習慣となって誘惑を退ける力になる。
酒はお金の浪費になり、礼儀を失し、健康も損なう、また堅実な生活も破壊する。もし節酒ができないなら酒を断つべき
どんなことでも願えば、これを手にすることができる。人の願う力は天に通じ、必ず達成できる。その前に人間として謙虚でおごり高ぶらない人になりなさい。辛抱強く浮つかず、極端に走らず、偏りのない広い心の人になるように努力しなさい。そうしないと、願いは必ず叶えられるとは言えない。
どうしても人に影響されるのだから、若い人は自分より優れた人を探して手本にするといい。そして、その人と同じレベルになることを目標にすべき
- 感想投稿日 : 2011年2月12日
- 本棚登録日 : 2011年2月12日
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