裏庭 (新潮文庫)

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本棚登録 : 6707
レビュー : 756
著者 :
kentamashiyamaさん 小説   読み終わった 

照美という少女がバーンズ屋敷にある大鏡を通って裏庭に行き、冒険し成長する物語です。梨木さんの小説といえば西の魔女が死んだが有名です。この作品は聞いたことがある人や読んだことがある人が多いのではないでしょうか。西の魔女が死んだでは作中に多くの植物が出てきます。この作品でもタイトルが裏庭というくらいですのでたくさんの植物が出てきます。植物の名前がよく出てくるのも梨木さんの作品の魅力の一つです。ストロベリー・キャンドルやユキヤナギ、コデマリ、ヤマブキ、鶏頭、矢車菊(ヤグルマギク)水仙などたくさんの植物が出てきます。この作品の中で私が特に印象に残っているのはストロベリー・キャンドルと水仙です。植物の名前を新しく知ると花屋さんの前を通るのが楽しくなったりします。裏庭を読んでる時期に花屋さんの前を通ったら、鶏頭が店頭に並んであって、あれが鶏頭なんだなって思った記憶があります。西の魔女が死んだに比べてこの作品はファンタジーの色が強く出ています。それもそのはずで、一九九五年第1回児童文学ファンタジー大賞(絵本・児童文学センター主催)の受賞作なんです。裏庭ではムーミンに出てくるスナフキンのような登場人物が出てきたり、一つ目の竜の化石、小さな翼がついた服、キノコのようなスツールなど異世界的なものが数多く登場して、楽しませてくれます。

レビュー投稿日
2017年5月9日
読了日
2017年5月9日
本棚登録日
2017年5月9日
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