一流戦場レポーターとして活躍したサイモンは、ボスニア紛争の生中継で感情的になって大失敗を演じ局を解雇されてしまい、以来消息を絶っていた。そんな彼が、かつての相棒である戦場カメラマン、ダックの前に突然姿を現わした。そして、すっかり現場から遠ざかっていたダックに、最大級のネタを持ちかける。それは、“民族浄化”の名の下に行われた大虐殺の首謀者で、500万ドルの賞金が懸けられた大物戦争犯罪人フォックスの潜伏場所についての情報だった。再起を懸けるサイモンの熱意に押し切られ、渋々同行を決意したダック。さらに、野心に満ちた新米プロデューサーのベンも加わり、一行は世紀のスクープを狙って危険な旅に出るのだったが…。
すべてそのままとは言いませんが、実際にあった話をもとに作られた作品だそうです。サスペンス、もしくはアクションとカテゴリーされるのでしょうか。内容は国際政治というかボスニア紛争をテーマにしています。このテーマを題材にした作品は多く作られています。特筆すべきはドキュメンタリーではないという点と、レポーターを主人公に据えて物語が進められている点でしょう。
愛する人を失ったレポーターを見事にリチャード・ギアが演じています。
サラエボに潜伏するカラジッチが頑張っても捕まらないのはCIAと密約があるからだと言っているシーン等もありなかなか見ごたえがあった。個人的にはセルビア人などの残虐な行為をしたりされた内容やいわゆるジェノサイドのあたりを加えてもらえるともっとよかったのではと思う。
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- 感想投稿日 : 2010年12月26日
- 本棚登録日 : 2010年12月26日
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