新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)

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本棚登録 : 8730
レビュー : 808
著者 :
KENTONさん  未設定  読み終わった 

「楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。上って行く坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、 それのみを見つめて、坂を上っていくであろう。」
明治を生き抜く人間を題材にした小説は数あれど、その全てに共通する力強さを表すには、この一文以上のものは無いと思う。
秋山好古、秋山真之、正岡子規の三人が秘める信念を、明治という激動の時代で其々に燃やし尽くす様を、凄まじく緻密な取材に裏打ちされた司馬遼太郎の名文が見事に彩る。最近の小説には出てこない様な難しい単語が沢山現れるが、文章がとても巧みで、慣れてしまえば、長編小説といえどダレる事無く一気に読み切れる。
今までの生き方を振り返り、今の自分を見つめ直せるような、最強の人生の教科書だと思う。

レビュー投稿日
2018年3月24日
読了日
2017年9月21日
本棚登録日
2011年8月23日
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