桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

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本棚登録 : 9604
レビュー : 1392
著者 :
kharaさん  未設定  読み終わった 

まずタイトルが秀逸。さらに話題の桐島本人がでてこないのがおもしろい。取り上げられるのは桐島と親しかったり接点がなかったり、外の人である。

この物語は(失礼な言い方かもしれないけれど)若いからこそかけたのかなとも思う。それなりの年の人が描く高校生って憧れとか上からみてる感じとかが投影されてしまうけれどそれがない。勿論青春群像だからある程度の美化やデフォルメはあるけれど嘘臭くない。
ほとんどの高校生にとって学校は世界そのもので上とか下とか常に立ち位置を気にしてて、無難に傷付かない方法を探している。大人は彼らに白いキャンバスだ、好きな絵の具で好きな絵が描けるんだ、なんていうけれど未来に夢を描きながらも彼らは自身に絶望している。光をみながら闇に埋もれる。きっとそうだ。朝井リョウはそれをわかっている。
悪くない。とりあえず他の作品も読んでみようと思った。

そしてーー、その狭い世界を出たとき、彼らが上とか下とかそんなものを越えた価値あるものを見つけられますように。

レビュー投稿日
2013年2月22日
読了日
2013年2月22日
本棚登録日
2013年2月20日
8
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『桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)』のレビューへのコメント

kuroayameさん (2013年2月22日)

いったい桐島本人の物語はいつなの?とわくわくした気持ちでいっぱいになりました♪。
以前読んでいた本でしたので、楽しくレビューを拝見させていただきとてもうれしかったです★

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