世界最大の石油会社エクソンモービルのここ20年間くらいを追ったノンフィクション。原題は"Private Empire"で、まさに私企業ながら「帝国」と呼ぶにふさわしく、現代の国際的紛争には悉く絡んでいるのが分かる。いわゆる「資源の呪い」によって不安定になっている国々の話を見たりしていると、資源に恵まれていることが果たして良いことなのだろうかなどと色々と考えてしまう。
いずれにしても非常に読み応えもありつつ、単純に物語としても面白く、大部の本ではあるがどんどん読みたくなる本だった。ついでに、装丁も黒基調のなかなか硬派なもので格好良いかと。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年4月19日
- 読了日 : 2015年2月
- 本棚登録日 : 2015年4月19日
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