非常に面白かった。
アイスランドのラキ山と日本の浅間山の複合噴火が、日本では天明大飢饉を引き起こし、派手で明るい田沼意次体制から暗い倹約の松平定信の寛政の改革へ。フランスでは大飢饉の後バスチーユ襲撃からフランス革命へと。
時代のエポックメイキングな事件がこの複合大噴火が原因ではないかと推理する大興奮を喚起させる一冊。
偏西風の蛇行やフランスのパンの価格の急上昇など説得力のある説、データを駆使してなるほどと頷いてしまった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年11月19日
- 読了日 : 2020年11月19日
- 本棚登録日 : 2020年11月12日
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