英雄の書(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2012年6月27日発売)
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本棚登録 : 4632
感想 : 304
2

主人公は小学生の少女。兄が殺人事件を起こし、失踪してしまう。あることをきっかけに兄の事件を唆した存在を知り、兄を捜す旅に出る。

宮部みゆきさんの作品としてはブレイブストーリーのような異世界物に分類されるかと思います。

上巻
兄の事件
兄に犯罪を唆した存在を知る
魔法少女となる
無名の地
兄の事件の背景

下巻
敵の襲撃
ヘイトランドヘ
魔王の体を探すため、王都へ

こんな感じ。
全体として、長編の一部になるようで、読み終わっても謎が残っており、魔王を退治も出来ない。後書きによると、続編は主人公も替わるらしく、スターウォーズのような構成になるのでしょうか?

評価は2としますが、これは私の年齢や期待する話の長さやテンポ、読後感などから来る物だと思います。何年でも続編を待てる学生さん、主人公達と同世代の小学生、中学生に向けた本かもしれません。

個人的にはもう少し主人公の年齢設定を上げても良かったのではないかと感じました。難しい言葉を話し、理解し、長く旅をしたりしますので。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2018年1月22日
読了日 : 2018年1月22日
本棚登録日 : 2018年1月22日

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