保育園を呼ぶ声が聞こえる

  • 太田出版 (2017年6月20日発売)
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感想 : 8
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現状の保育園事情からも日本は世界の先進国より随分遅れているし、保育園のみならず、幼児教育のこと、子供の権利のことを真剣に考えられていなかったことにただただ驚く。保育園にただ子供を預けられればいいという話ではない。 実際に自分がいくつも保活で保育園を見学して、狭い、汚い、交通量が多い立地など、小さい子供を預けるのに躊躇する保育園がいくつかあったことを思い出す。しかしどこにも受からなければ、その躊躇したところにも預けざる負えなかったかもしれない。実際にそういうことも起きているのが日本の現状でもある。
本当におかしい。子供は未来なのに。
子供の権利、保育士という命を預かる専門職の待遇改善など早急に対策をと願うばかり。イギリスはじめ欧米では子供の権利の視点が必ず考慮されているのは本当に羨ましい。 対談形式で読みやすく、日本の保育園事情を知るという意味でも行政関係者はじめ、直接保育園とは縁のない人達にも広く読んでもらいたい一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年11月11日
読了日 : 2017年11月11日
本棚登録日 : 2017年11月11日

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