孤独とつながりの消費論 推し活・レトロ・古着・移住 (1037) (平凡社新書)

  • 平凡社 (2023年9月19日発売)
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感想 : 9
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シン家計調査などの資料を用いて分かりやすく、今の消費を論じているのが面白かった。昭和レトロについて論じている箇所はそういう面もあるなと納得。他にもかつては記号のように同じものを持つことが強い価値観だったと思うが、今は多様で、自分が納得できるものを持つ層が増えているとも感じた。本書でも触れられているが、大企業的な消費、価値観を前提とするのではなく、多様なニッチをいろいろなところで攻めていくこともよいのではないかと感じた。今、住む街が似たような店ばかり立ちならび、町から個性が消えたと感じながら。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論
感想投稿日 : 2024年5月12日
読了日 : 2024年5月12日
本棚登録日 : 2024年5月12日

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