「汚名挽回」や「的を得る」などの、一見すると間違いが見当たらないようなことばが、どうしておかしいのかを淡々と説明してくれている本。
筆者の、「これでは美しい日本語とはいえません」だとか「機転の利いた言い回しを考えたいものです」といった言い回しが、淡々とした文面の中でも、きらりと熱いものを放っていて、くすりとしてしまいます。
知ってるよ!ってな間違いから、これ間違いなの?ってな間違いまで、母国語だからとなめてかかっていると足元をすくわれます。あなどりがたし、日本語。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和書(か行)
- 感想投稿日 : 2011年2月1日
- 読了日 : 2011年2月1日
- 本棚登録日 : 2011年2月1日
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