テオフィル•ゴーチェの本が読みたくて青空文庫でクラリモンドのみ読む。この時代のものは言葉が古くて読み辛いのが普通だが、あまりにも現代風に訳されてあり拍子抜けした。
岡本綺堂という訳者によるもので幻想的な雰囲気を旨とした世界観を損なわない訳だった。怪談集を多く出されている方で適任だと思われる方も多いのでは無いだろうか。
ボードレールのラインから来た私にはもう少し難解な世界があると思ったのですが…
耽美というか幻想的というか、お伽話の延長という印象でした。他に収録されているものも読んでみます。
またクラリモンドは芥川龍之介訳のものも青空文庫で読めます。そっちは古い文体で読み辛いですが、想像力を掻き立てられます。
読書状況:いま読んでる
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- 感想投稿日 : 2010年6月22日
- 本棚登録日 : 2010年6月22日
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