表御番医師診療禄3 解毒 (角川文庫)

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  • KADOKAWA/角川書店 (2014年2月25日発売)
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感想 : 8

万病の良薬として、宇無加布留と言う高価な薬を求める者がいる。
なぜ、そんな薬が必要なのか?
誰が、そんなに、その薬を欲しがっているのか?
そして、その時に、五代将軍綱吉の昼餉の毒味をした小納戸の真田真之介が死亡する。
今、NHK の大河ドラマで、真田丸が、放映されているが、、、
幕府にとっては、仇敵、、、お手伝い普請などと言うのが、存在していて、外様大名から戦をするための軍資金を減らす目的があったと、、、、
そして、当主死亡の届け出より前に、後継ぎの願いを上げないといけない。
当主の死を迎えての、養子は、出来ないので、お家断絶と、なるのだと。
武士も、お家の為に大変である。

そもそも、五代将軍の綱吉でさえ、甥に命を脅かされることになるのだけど、、、、
大目付からの命令で、表御番医師の矢切良衛が、無理難題の事件に、立ち向かう。

身分が、高くても、将軍の一言、上司の一言で、人生が狂ってしまうのは、どの世の中でも、苦労の種は、尽きないものだが、直ぐに、加禄没収、お家断絶、切腹、と、命をかせなければいけない江戸時代では、生きて長らえるのも、大変である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年3月20日
読了日 : 2016年3月20日
本棚登録日 : 2016年3月20日

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