第1巻から読んでいないが、 南奉行所の隠密同心の佐原市松 飾り職人として身を隠しながら、密命を遂行している。
密偵の三助が、箱根の山の中で暗殺されて、口の中に隠した文から、「才蔵」の字。
そして、芸州での風神一族の動き。
小杉健治氏が、描かれる時代小説。
女性の時代小説のような、人情味あふれる物語や江戸っ子気質の言葉遣いや、京ことば等一切なく、語られている。
隠密という任務。今のスパイと同様な仕事なのか?
自分が死んでも、看取る者、名を残すことも許されない厳しさ。
行方不明になった松原源四郎も、過酷な隠密同心から、逃避するには、死んだことにしなければならなかったのか?
市松は、おつたと一緒に家庭を持っても、隠密同心を続けていくのだろうか?
少し、仕事に一生懸命で、小説の中で楽しさが無い所が、少し不満であった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年11月23日
- 読了日 : 2017年11月23日
- 本棚登録日 : 2017年11月23日
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