女性主役の時代小説、よろず御用承り所の千成屋の女将お吟、みんなに寄り添う 悩み相談から、御用迄!
周りのみんなも、手助けしてくれて、色んな難問から犯罪迄取り締まっていく姿が、良い!
普通では、こんな風には、結果が出ないだろうけど、めでたしめでたしで、終わってくれるので、安心して読める。
今回 この本は 3話 描かれて居る。
「うば桜」は、姑と嫁問題だけど、人を思いやる心さえあれば、素直になれる。
「菜の花の道」どうして、額に傷を受けただけなのに、結婚を辞退しないといけないかったのか?
それに、何年もの間、お嬢さんの店を気にしていたのか?と、疑問が残るけど、こうでなければ、物語にならないかと、思いながら、上手く行くように願いたい気持ちになっていた!
「蔦の裏風」朝鮮人参とその不正横領について、善人が、罪に…のパターンなのだが、やはり、読まずにいられないように、作者 の描き方の上手さに のめり込んでしまう!
どの話も、最後まで書かずに、読者が、願いたい方向のベクトルだけを描き終えて居る。
あっという間に読めたけど、余韻は、ほんわかとした気持ちを継続させてくれた本である。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月28日
- 読了日 : 2022年8月28日
- 本棚登録日 : 2022年8月28日
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