カナリア恋唄 お狂言師歌吉うきよ暦

  • 講談社 (2016年2月23日発売)
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本棚登録 : 45
感想 : 7

作者 杉本章子氏の遺作とは、知らずに、読み始めてしまった。

時代小説でも、好きな作家である。

お狂言師という仕事をしている歌吉と日向新吾。
隠密の手駒として密命を帯びながら、2人は、好き同士なのに、相手を思いやるばかりで、違う道を選択せねばいけない。

狂言師仲間で、大奥の中でといちはいち組へ無理やり引き込まれ、内々に、不審な死に方をしている事に、どのようにして、暴き出すのか?・・・

2人の恋の行方は、、、、
新吾は嫁を貰い、そして歌吉は、踊りを選択するのだが、、、

新吾の父親喜兵衛が、優しい。
そして、この時代、武士の方が、嫁に貰うのは、商家からだと、武士の養女になってから、、、なのに、賛成の意を最後の所に表している。

2人への未来は、明るい。

最後の細谷正充氏の評を見ると、「作者は、最後に、歌吉と新吾を事件で、死ぬ予定だった」、と、、、、

ここまで、2人を離れ離れにして、、、、やはり、ハッピーエンドで終わって欲しい。

喜兵衛の「ふくら雀が同じ家紋」と、、、、合縁奇縁のように、、、、

この終わり方の方が、素敵だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年2月2日
読了日 : 2020年2月2日
本棚登録日 : 2020年2月2日

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