殺意の黄金比: 渋沢瑛一の東亰事件簿 (光文社文庫 り 3-41)

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  • 光文社 (2014年9月11日発売)
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感想 : 2

昭和30年代の町工場での話。

主人公、渋沢瑛一は、鉄工所を経営の父が、親戚の連帯保証人になった結果、借金を背負わされて、大学を断念し、町工場を渡り職人をした後、曙信用金庫に、勤務している。

父親の盲腸で、入院した先で、医師の熊谷の黄金比の話が、出るが、小説の中で、黄金比が、どのように関係しているのかが、少し分かりにくい。
熊谷の女性問題から、愛娘の誘拐に発展するが、瑛一と、その恋人の婦人警官千春のコンビで、犯人を見つけ出す、、、、、アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」の様な、展開になって来る。

本の帯に書かれている「倍返しだ!」にハマった方必見です。の言葉であったが、池井戸潤氏のように、銀行の中の複雑の説明が余り無く、すいすいと、読み進めてしまえる本であり、犯人を追究をしなくても、さわやかな終わり方であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年12月25日
読了日 : 2015年12月25日
本棚登録日 : 2015年12月25日

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