花を呑む

  • 光文社 (2017年1月17日発売)
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本棚登録 : 307
感想 : 55

あさのあつこ氏の本は読んでいたのだが、弥勒シリーズ第7弾。
怪談のような東海屋の旦那の死に方に、口の中に深紅の牡丹の花びらを詰められていたことで、商いにも、支障が出てきた。
幽霊に殺されたと、噂される始末。

同心の小暮信次郎の皮肉な言い方と、商人になった遠野屋清之介の受け答えが、事件解決へと、導くまでに、情に流されて、犯罪を見過ごし、所払いになったお常の正体迄、ハラハラドキドキ、、、
そして清之介の兄の病。
人間の弱さに付け込む悪の手。

痛みを回復できる薬の詐欺の話は、今の現在でも通用しそうな話であり、まだまだこのシリーズの結末が、楽しみである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年1月19日
読了日 : 2018年1月19日
本棚登録日 : 2018年1月19日

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