恋糸ほぐし 花簪職人四季覚

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本棚登録 : 86
レビュー : 16
著者 :
kimikokumikenさん  未設定  読み終わった 

初めて読む作者、田牧大和氏の作品である。

ほっこりとした、また、今流行のつまみ細工や、おいしそうな料理の話が、出て来る。

宵越しの金は、持たないという江戸の気風ではあるが、職場も、住まいも、無い状態になった人の好い花簪職人の忠吉。

明日の住処と食事は、、と、思っていたところに、幼馴染で、昔乱暴だったが、今は住職になった以風が、寺に来たらいいと言ってくれるのである。

大中寺には、昔世話になった杉修(さんしゅう)和尚と、耳の聞こえないさきという女の子が居た。

さてさて、花簪職人が、こじれた心の結び目をどのようにして、ほぐしていくのか、、、、6話からなる話であるが、、、面白い。
しかし、さきについて、おりょう、おきりっの話は、少し納得しにくい所があった。

最後の所の正月の関西風の雑煮。
大中寺に息せき切って来た、さきが声を出して、和尚様、住職様、兄様っ!と呼ぶ。
最後の小さい「っ」で、駆け込んできたさきの姿が、目に浮かぶようで、上手い表現だと、、、、

皆の顔が、笑顔になっているのが、、、実感してしまうような終わり方であった。

レビュー投稿日
2017年8月26日
読了日
2017年8月26日
本棚登録日
2017年8月26日
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