近代社会の日本経済の草分けの大財閥の基礎を作り上げた男たちを紹介している。
日本の資本主義を創立した財閥創業者葉、江戸末期~明治初期にかけて、今の様な文明の利器も無ければ、マスコミによる、情報も知りえないし、西洋の理論、学説、知識も得ることなしに、実社会に放り出され、世界を相手に商戦たくましく闘い続けた結果である。
*越後屋から 三井財閥へ――三野村利左衛門と益田孝
*地下浪人から三井財閥を創立――岩崎弥太郎
*住友家を支えて屈指の財閥へ――広瀬宰平、伊庭定剛
*金融財閥を築いた経営の才覚――安田善次郎
*無から有を生む才で、財閥へ――朝の総一郎
*生命をかけて財閥を気付いた創業者――大蔵喜八郎
*無学の力で成した鉱山王――古川市兵衛
*株の大勝負に賭けて財閥へ――野村徳七
江戸の豪商には、天王寺屋、加島屋、平野屋、炭屋、茨木屋栄光英語を誇ったが、社会の変革に見舞われると、目先の動向で、衰退して行った。
別子銅山も、明治維新で、住友は、山を没収されたが、取り戻した事が大きな販路拡大へとなるが、、、人生穏やかにには、行かないものである。
どの男も、無一文になるのもかまわず、生命さえ賭けて、時代を駆け抜けて行き、今の日本の企業の礎をきずいたのだと、この本を読んで知った。
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- 感想投稿日 : 2015年11月25日
- 読了日 : 2015年11月25日
- 本棚登録日 : 2015年11月25日
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