ズルい言葉 (ハルキ文庫 さ 18-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2013年5月15日発売)
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本棚登録 : 146
感想 : 12

本は、さーっと読み終えてしまったけど、、、、これは「ズルい言葉」なのだろうか?

日本語の曖昧さの言葉のようにも、思える。
「ある意味」の魔力も書かれているが、大阪弁の「儲かりますか?」に対しての「ぼちぼちでんな!」の様な、儲かっているのかいないのか?。。。。

今の子たちに、意見を聞くと、「微妙!」と、答えるように、良いのか悪いのか?。。。。

「今度御飯でも、、、」「今度お会いしたいですね」などの手紙文や電話などは、社交辞令の言葉である。
毎年 年賀状の最後に、「今年こそ、お会いしたいですね!」の文章に対して、友人が、送って来た葉書に、「お会いしたいと、思いつつ、会わずに過ごして、年を重ねるだけの年賀状になるのでしょうか?」と書かれてきて、慌てて、どちらも連絡取り合い再開した事があった。
本当に、「又、お目もじしたいです!」 「お会いできるのを鶴首しております。」 「ぜひとも、再会を 期待しています!」と、言う言葉も、言うのも、書くのも簡単だけど、現実にするには、皆忙しすぎるのか?、、、言葉だけのやり取りになっている事もある。

「私の事好き?」「私の事嫌い?」 返答の答えは、「好きだよ!」の一つしか選択肢はないのであるという事。
これは、曖昧さではなく、唯一の答えを導く質問である事に、気がついた。
今は、女性でなく、男性が言うのかもしれないけど、、、、、。

最後に、「ズルイ言葉」にしないで、『ズルい言葉』にした意図は何なんだろうと、思いながら、この本を、閉じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年5月12日
読了日 : 2015年5月12日
本棚登録日 : 2015年5月12日

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