僕は写真の楽しさを全力で伝えたい! (星海社新書 22)

著者 :
  • 講談社 (2012年8月24日発売)
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本棚登録 : 263
感想 : 36
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写真家を目指すわけでもない私たちにとって、写真を撮ることの意味は何なのか、自分の写真を見つめ直して考えて、また写真を撮ることの意味は何なのかを書いてくれている、という点で面白い本だった。

本の内容のほとんどは、青山氏の自伝である。それはそれで、おそらくほとんど同じような時期に筑波大学に入学して、同じような時期にモラトリアムな葛藤を経た末に転学したり、大学に行ったりいかなかったりしていた私にとっては、ヒリヒリしつつも面白い。が、おそらくこの部分は賛否が分かれるところだと思う。実際、レビューには否定的な意見もある。

しかしこの自伝的な部分が、青山氏にとって、写真をとることの意味そのものだというところが、新しいのではないか。
つまり、他者のために写真を撮るのではなく、自分を見つめ直すために、自分が前に進むために写真を撮ってきた、ということ。そういう写真の意味があることを、この本は教えてくれている…と私は思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: メディア・リテラシー
感想投稿日 : 2012年9月10日
読了日 : 2012年9月8日
本棚登録日 : 2012年9月10日

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