【概略】
「人口の爆発的増加は、憂慮すべき状況だ!我々はアクションを起こさなくてはならない!」天才的科学者であるゾブリストは、地球の未来を憂い、あるミッションを実行することとなった。彼は、WHO(世界保健機構)の目を盗み、自らのミッションを実行に移す。
ハーバード大学のロバート・ラングドン教授が目覚めたのは、フィレンツェの病院。銃弾が頭部をかすめ、意識を失ったという。ラングドン教授は、自身の記憶が一部消失していることを知る。担当した医者であるシエナ・ブルックスの説明を受ける最中、拳銃を持った女性から襲撃を受けるランドン教授、シエナ・ブルックスとの逃避行が始まった。
ゾブリストの思惑、ラングドン教授の逃避行と記憶の解明、ダンテの「地獄篇」を下敷きに、人類が直面する問題への「答え」が求められる。
2018年10月15日 読了
【書評】
「The Da Vinci Code」「Angels & Demons」「The Lost Symbol」に続く、ダンブラウン4冊目。
終盤のたたみかけには、心臓の高鳴りと比例してページをめくるスピードが上がっていったのだけど、中盤までは・・・なぜか・・・辛く(笑)何故だろう???自分の読む力が落ちているのか?と悲しくなるぐらい。
残念ながら、先に映画を観てしまい、劇中、ラングドン教授が被る幻想・地獄篇のインパクトが強かった半面、そういったおどろおどろしさが、描写から伝わってこなかったからかも。淡々と進む場面描写に「あぁ、これが先々の伏線になるのかな・・・」と思いつつ、前向きに楽しもうとしなかったことが、いけなかったのかもしれない。
もう一つは、ラングドン教授以外のキャラクターに対する愛憎が強くでなかったことかな。ゾブリストの言いたいこともわかる・・・けど、「それが導き出した結論?」って感想だったし、「地球上の誰かが言った・・・」で始まる素晴らしい漫画作品で人口問題は触れられていることもあり、後藤に勝るインパクトがなかった(全然キャラ違う!)ってのも、ある。
でもきっと、自分の英語力の低さが原因なのだろう!また時間をおいて読んでみたら、新しい発見があるかも!次回、読んだ時にこの書評が大きく書き換えられること、期待したい♪
- 感想投稿日 : 2018年10月15日
- 読了日 : 2018年10月15日
- 本棚登録日 : 2018年10月15日
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