昼は産婦人科医、夜はデリバリーM嬢と二つの顔を持つ美人の二面性を描いた本作だが。
ホラーじゃないよね、これ。
ミステリーの要素があれば何でもホラーと呼ぶ風潮が嫌いだ!
大して面白くないのに最後まで読んでしまったよ、とほほ。
とにかく冗長な文章。
同じシーンが何度も挟み込まれて、無駄にページを費やしている。
不妊治療のために主人公である女医を訪れる夫婦の場面は現実的。
著者自身の体験を元にしているらしい。
しかし、SMプレイの描写はお粗末。
もう少し勉強するなり取材するなりしてから書いて欲しいところ。
「硬い鞭」「痛い鞭」という稚拙な言葉もいただけないし。
そもそも鞭は柔らかいほうが肉に絡みついて痛いはずだが…
乗馬鞭なんて痛くないし。
SMの本質には迫ることができていないのは残念です。
って、あんまり突っ込むとオイラ何者?ってことになるので、この辺で。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2013年3月15日
- 読了日 : 2009年8月25日
- 本棚登録日 : 2012年11月24日
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