失はれる物語 (角川文庫)

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本棚登録 : 12827
レビュー : 1283
著者 :
けんさん 日本文学   読み終わった 

ビザールな味わいの乙一だけど、この作品集には、温かみも感じるのだ。
ある意味、ハートウォーミングな短編集。
キモかったり怖かったりするのに、つい先を読んでしまう。

乙一の小説には難しい言葉は出て来ない。彼には、多くの読書体験があるわけではないらしい。小説家にしては文芸的なボキャブラリーが少ないのだろう、日常で普通に使われる平易な言葉で書かれていることが、かえって生々しさ・リアリティを増幅させるのだ。
ちょっとした描写にぞっとさせられることが多々ある。

頭の中で想像したケータイに、ある日呼び出しが入るという不思議な物語、「Calling You」に心を打たれた。

それにしても次から次によくこんな変なアイデアが浮かんでくるよなあ…

レビュー投稿日
2013年3月15日
読了日
2009年5月16日
本棚登録日
2013年3月15日
2
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