いまさら読了。
プロレタリア文学の代表的作品だが、臨場感溢れる筆致で小説としても迫力に満ちている。歴史的に共産主義という壮大な社会実験が失敗に終わり、陳腐化した資本主義に代わるロールモデルを見出せない現代ではあるが、何故共産主義という思想が生まれたのか、という歴史背景は語り継ぎ、理解する必要がある。その意味で、本書と著者の生き様の記録は第一級の資料であると言える。
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カテゴリ:
政治
- 感想投稿日 : 2019年1月22日
- 本棚登録日 : 2018年9月18日
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