映画館で先に映画をみてからの読了。
ちょこちょこ重要なポイントで設定が映画と違っておもしろかった!

2022年2月10日

読書状況 読み終わった [2022年2月10日]
読書状況 読み終わった [2021年8月14日]

この時代の、身分の差をわきまえた行動や発言の仕方は、目上の者が尊敬に値する人格であるならとても心地よいものだという印象を受ける。宮部みゆきさんの時代物を読むと頻繁に感じることかもしれない。
藩主に対して直接発言することは、事前に藩主から許可されていないとできないなど、、、

ご乱心であった北見藩藩主、北見重興を押込するために五香苑に作られたのが座敷牢。座敷牢と聞くと、小野不由美さんの「残穢」の恐ろしいイメージが一緒に出てくるので、もっと禍々しい物語かと思った。
桐葉の呪いの術など恐ろしい場面もあったが、重興を思いその人柄を慕う人々が彼のために集まって色々と動いている温かさを感じた。

由衣様の重興に対するお気持ちが切なくて、最後に重興に向けて詠まれた歌も切なくて涙が出た。

重興と多紀はこれから出土村で暮らし、この世の春を迎えるのだろうなと思う。

2021年4月5日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2021年4月4日]
読書状況 読み終わった [2021年4月1日]

とある殺人事件を取材する立場の人間の語りというかインタビュー記事のような感じで進んでいく物語。
一つの事件にも色んな人がいろんな形で関わっているんだなと思った。
「理由」というタイトルの意味は明確にはわからなかったけれど、血の繋がった家族と一緒にいる理由、血の繋がらない赤の他人と一緒にいる理由…、これもタイトルの意味の一つなんじゃないかなあとぼんやり思った。
宮部みゆきさんの謎解決系の話によくあるような、どんでん返しが最後にあるような感じではなくて、淡々とストーリーが進んでいくような感じの内容だった。
それなりに楽しんで一気に読めたけど、やっぱり人間っていいねって感動する感じを描いている物語が宮部みゆきさんの好きなところなので、やっぱり時代物読みたいな!と改めて思った!

2021年3月5日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2021年3月3日]

最後のどんでん返しが何回あった??と思うくらいある!
ひやひやする!
再読なのに冒頭以外は全く覚えてなかったから楽しく読めました。

2021年3月5日

読書状況 読み終わった [2021年2月3日]

ずいぶん前に読んだことのある本。

進也の父親である諸岡氏は、態度には出さないけれど2人の息子のことを同じように愛していた。
兄は高校野球のスターと言われ将来を期待され、弟はそれとは裏腹に家出をしたり、何かと手のかかる正反対の兄弟だったけれど、諸岡氏は進也のまっすぐな性格をとてもよく理解していた。

その、諸岡氏の家族を大切に思う気持ちが、取り返しのつかないことをさせてしまう。

初めて読んだときは、父親の気持ちの描写は最後までなかったから、一見問題児である進也に対しては家族の恥だと思っていたんじゃないかと感じていた。
だから、諸岡氏が最後のシーンで進也に自分の気持ちを伝える場面では、2人の息子を愛する気持ちがとても温かいと思ったし、それと同時に、許されない過ちを犯してしまった父親の今後を思うととても切なくなった。

今回は再読となるので、父親の気持ちは最初から知っていたから、初読みのときのような驚きはなかったけれど。
元警察犬のマサの語りで進むストーリーは楽しく読めた。

2020年5月17日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年5月11日]
読書状況 読み終わった [2020年4月4日]
読書状況 読み終わった [2020年2月20日]

ただ課された刑期を刑務所で服役し終えるということが、本当の"更生"ではない…

そして犯罪を犯すということは、自分の大切な人たちにも、加害者の関係者というレッテルを一生背負わせて、不当な差別を受けさせることになるということ。

しかし、読んだあとでは、その差別を、「不当だ」「差別だ」ということすら、無責任であるように感じる。

誰もがそんな人たちとは遠い存在でいたいと思い、でも同情はしていて幸せを願ったりもする、でも自分が手を差し伸べたくはない。
兄が強盗殺人犯である主人公の、それによって人生の節々でチャンスや幸せを逃してきた人生と、それを知った兄の気持ち。

主人公の色々な選択も、周りの人の選択も、
間違ってるとか正しいとかそういう答えがあるような簡単なものではないのだな~、、、

2020年2月17日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年2月17日]

映画を先に見てからの小説。
映画のほうは、営業一課長となった原島が、八角係長や浜本優衣とともに真実を明らかにしていく──というような物語だった。
原作は、誰が主人公というわけでもなく、それぞれがそれぞれの視点から疑惑を解き明かしていくという感じでした。
こういう物語をあんなふうに映画にまとめたのか〜すごいな〜と思いながら読みました!

2020年2月8日

読書状況 読み終わった [2020年2月8日]
読書状況 読み終わった [2019年9月13日]
読書状況 読み終わった [2019年9月10日]
読書状況 読み終わった [2017年2月26日]
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