兵士は起つ: 自衛隊史上最大の作戦 (新潮文庫)

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本棚登録 : 79
レビュー : 13
著者 :
kinya3898さん ノンフィクション   読み終わった 

抑制された筆致が余計に津波の凄絶さを物語る。あまりにも凄惨すぎて何度か本を閉じた。果敢に救助活動に立ち向かうも、そこに存在するのは遺体累々。過酷過ぎる現場で幾度も嗚咽しながらも、これ以上傷まぬよう、細心に遺体を運ぶ自衛隊員。

ひとりの自衛隊員が呟く。
◉「来るか来ないかわからない<いつか>のために備えている。その<いつか>が今日遭っても明日遭ってもいいように」
◉「自衛官は活躍しないまま退官することが一番いいんです」

震災から5年。あの衝撃や記憶が薄れていく中、今日も明日も「有事」に備え、激しい訓練に励む自衛隊員がいる。どうか、その訓練が徒労に終わることを祈るのみ。

レビュー投稿日
2016年9月13日
読了日
2016年9月13日
本棚登録日
2016年9月13日
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