セバスチャン・ナイトの真実の生涯 (講談社文芸文庫)

  • 講談社 (1999年7月9日発売)
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感想 : 12
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世に知られた人物は死後、伝記が書かれることがある。読者は伝記を読むことによりその人物がどんなことを感じたり考えたりしながら生涯を送ったかを知ることができる。自伝と違って他人が書く伝記は断片的に知り得た事実を推測と想像でつなぎ合わせて生涯を綴る。それは真実を伝えているのだろうか。架空の作家(亡命ロシア人)の伝記を書こうとする語り手(異母弟)の物語は架空の作品内容と関係者の証言、語り手の想いと思い出が錯綜し、平坦な地面を歩いているといきなり泥沼に足をとられるような内容だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年4月15日
読了日 : 2014年4月15日
本棚登録日 : 2014年4月15日

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