ひとなつの。 真夏に読みたい五つの物語 (角川文庫)

制作 : 角川文庫編集部 
  • KADOKAWA (2014年7月25日発売)
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本棚登録 : 814
感想 : 72
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森見登美彦さんの『郵便少年』目当てで購入。
ペンギンハイウェイの前日譚。予想を外さず面白い。何故だか終始胸を締めつけられて泣けてきた。幼いあの頃への憧憬というか。あの手紙は反則。泣くしかない。

で、他の作家さんたちの四つの短編にも目を通してみたけれど。
正直『郵便少年』がやっぱり一番面白かったなあ。次点で『ささくれ紀行』かな。文章が好き。青春の懊悩。八方ふさがりな苦しさ。ラストは文中にもある通り確かに、何故か痛快な気分にさせられる。

『フィルムの外』は舞台設定とそれにともなうアイディアが面白いと思った。個人的にはいまいち入り込めなかったけれど、まあ「ひとなつの。」にぴったりなお話だったと思う。

『三泊四日のサマーツアー』は完全に中学生青春モノ。それ以上でも以下でもない。元々こういうジャンルが好きじゃないこともあって、あまり楽しく読めなかった。教科書にのってそうなお話。

『真夏の動物園』は面白かったけど、何故か一番印象が薄い。これ、短編じゃなくて長編だったらもっと面白かったかも。川野ちゃんの中学生らしい傲慢さが愛おしくなる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エンタメ
感想投稿日 : 2017年9月13日
読了日 : 2017年9月13日
本棚登録日 : 2017年9月13日

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