いも殿さま

  • KADOKAWA (2019年3月29日発売)
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本棚登録 : 128
感想 : 17
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土橋章宏の小説、6冊目。今年3月に出版された本との事。最新刊だけあって、今までの小説よりも緻密に丁寧に書かれている気がした。(今までの本はライトノベルのような軽さがあった。)

歴史ものではあるが、歴史小説好きには恋愛要素が現代的でちょっとしらける。テレビドラマのような感じ。

飢餓を救った代官の奮闘記。面白いし、感動的。

実話を著者特有の感動的なタッチで描いた小説。

実話なのでどうしようもないが、終わりがやるせない感じ。(ネタばれだが、「いも殿さま」は責任を取って切腹する。それが何とも日本人的、浪花節的な、なんとも言えないしんみりとした終わり方。悪くはないが、個人的には好きではない。特にキリスト者としては良くない死に方である。)

それゆえに星一つ減らした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2019読了
感想投稿日 : 2019年5月11日
読了日 : 2019年5月11日
本棚登録日 : 2019年5月9日

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