生き残るための、独学。

  • 学研プラス (2018年6月5日発売)
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感想 : 16
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フォトリーディング&高速リーディング。
10冊目の千田本。

面白かった。久々でよかったが、連続して読むとなんだかお腹いっぱいになってしまう著者。たぶん栄養満点の珠玉の言葉が、当たり前になって慣れてしまうからかもしれない。それゆえに久々に読めて色々考えさせられた。

星四つ。

下記に付箋を貼った個所の要約をのせる:

31-33:1000時間続ければ素人レベルのトップになれる。続ける事で自然と抜きん出る。周りは続けることができない。それゆえ続けると、それだけで抜きん出てくる。

88-90:一年で一分野勉強するだけで、自然と物知りになる。10年で10分野の分野を勉強すると、自然と知識が繋がる不思議を体験できる。

127:うわさ話に加わらない事。うわさ話のベクトルは常に下から上。うわさ話をして居る時点であなたは下にいると気付くべき。
そこから這い上がりたければ、とにかくその話の場から出る事、くわわらない事。

157:他人の失敗を笑う人は、ものの見方が上から目線である。この様な人は常に人をあざ笑う対象とし、それを死ぬまで続けることになる。誰からも学ぶことのない一生を過ごし、成長がない。常に同じような環境、同じ場所にいることになる。

208-209:お金は常に下から上に流れる。お金を払う必要がある人が、お金を受け取る能力のある人に支払う。医者や弁護士などが良い例。お金を得たいのならそのような付加価値を提供できる人になる事。相手が喜んで自分の無いところを、あなたによってお金を払ってでも埋めたいと思う様な人になる事。

235:姿勢の正しさ(森信三氏の言う「立腰」)は精神も立たせる。見た目の問題だけではなく、内面も腰を立てることによって正される。人目を惹くほどの姿勢の正しさを目指す事。出会って他人が憧れるほどの、生きる姿勢の正しさを示す事。

☆:「心の師を持つ事」という様な文脈で、自分が非難されても「師」が非難されたと思うとダメージが少ない、という様な事が書いてあった。キリスト者として納得。キリストのように生きたいと思い、自分の信仰を世に語る時、たくさんの非難や嘲笑を受ける。しかし師がキリストであるなら黙って耐えられる。むしろ耐えるべき。それとおなじことをこの著者は言っている。付箋を貼り忘れた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2020読了
感想投稿日 : 2020年7月17日
読了日 : 2020年7月16日
本棚登録日 : 2020年7月7日

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