だれが宇宙を創ったか: はじめて学ぶ人のための宇宙論 (ブルーバックス 646)

  • 講談社 (1986年5月1日発売)
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寝る前のフォトリーディング。原題は「神と天文学者たち」とのこと。ビックバンの発見に対する学者たちの対応についての解説らしい。写真がとても多い。

高速を交えて熟読。新しい分野の読書は楽しいが、とても集中力を使うことが分かった。文系分野の本ではもっと楽に読めたのだろう。興味があったので読めたが、恐らく普通の読書では積ん読になっていただろうと思う。

ビッグバン理論が物理学の分野で出たときに物理学者は喝采し、天文学者は戸惑ったとのこと。そしてハッブルの法則(膨張宇宙の法則)が天文学者から出たとき、(この論は相対論に則って出たにもかかわらず)物理学者は戸惑ったそう。アインシュタインはでも、死の直前にこれを受け入れた。ハッブルの法則とは、宇宙は拡張しており、中心からとお国ある物ほど高速で外に遠ざかっているとする法則。

科学的な発見の歴史をまとめると、ビッグバン理論(宇宙には始まりがあるとする)に対抗する理論は今はすべて淘汰された、そして終わりについての議論では、膨張したまますべてが灰になってしまう闇が来るとする説と、膨張が止まり収縮へと向かうとする説がある。今は後者を多くの学者が支持。ではその後は?誰も分からないとのこと。また宇宙の始まりの前は?この問題に答えることを科学者は”拒否”しているとのこと。

とても面白く、興奮さえしたが、なんか体力が消耗した感じ。知識が増えたらもっと楽になる…かも?

下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:

15:現在はビッグバン理論に対抗する理論はない。

16:物理学の発見(宇宙に始まりがある)を神学者たちは喜んだが、天文学者は当惑した。

29:宇宙が膨らむという考えに最初に不満を述べたのはアインシュタイン。

83:ハッブルはアメリカ人の天文学者、軍人、弁護士。運動選手でもあった。

97:アインシュタインは子どもの時、受け持ちのある先生に「将来何をしてもかまわないが、きっと物にはならないだろう」などと言われたほどパッとしない子どもだったとのこと。

100:アインシュタインの教授時代は誰にでも陽気に対応する点で教授らしからぬ態度であった。一部の高い地位の人たちは反感を持ったが、多くの人々が彼を好きになった。

113:遠くにある銀河は赤い(赤方偏移)。

123-125:星が生まれ熱を発すると、水素がその他の物質を作る。人間も含めすべてはそのカスで作られている。

126-127:大きい星の死が超新星。その後、新たに太陽が生まれ恒星が生まれる。私たちの太陽系もその産物。超新星の光は昼間でも見える。過去1000年の間にかに星雲を含めて三つのそのような超新星の光が記録されている。

138:宇宙の第一原因に対して神を肯定する科学者も少数いる。でも大多数は聖アウグスティヌスの考えに近かった(?)
アウグスティヌスは下記のように自問した。
「神は天と地を造る前に何をしていた?・・・こんな質問をする人間のために地獄を造っていた。」

142:(著者の比喩的表現)科学者は「無知の山」を登ってきた。その頂上をまさに征服しようとしている。最後の岩を超えようとして身体を引き上げる。するとそのとたん何世紀もの間ずっとそこで待っていた神学者たちの一団から、歓迎の挨拶をされる。

143:いま天文学では宇宙の始まりについては一致している。問題は終わりについて。

144:多くの天文学者は死にゆく宇宙(膨張し燃える物を燃やし尽くし灰になる宇宙)を拒絶している。
その代わり膨張が止まり、引き戻されると考えている。

151:ビッグバン以前についてはほとんどの科学者は考えることを“拒絶”している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2016読了
感想投稿日 : 2016年1月3日
読了日 : 2016年1月4日
本棚登録日 : 2016年1月3日

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