ダルタニャン物語 11 剣よ、さらば (講談社文庫 て 3-16)

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鉄仮面事件の顛末はご存知の通り。アラミスとフーケが国外に脱出する途中、ポルトスは要塞にて命を落としてしまいます。失意のラウルも戦死。一人息子を失ったアトスも寂しく亡くなってしまいます。次々と友を失ったダルタニャンですが、その後数々の戦いでフランスを勝利に導いた功績により、オランダ戦役の中、大元帥に昇進します。スペイン貴族となったアラミスが見守る中、錫杖を手にした直後流れ弾に当たって‥。最後に3人の友への変わらぬ友情を語り散ってゆきます。剣と知恵と友情によって、ガスコーニュの田舎貴族からフランス大元帥にまで出世したダルタニャン物語のラストです。最後はちょっと寂しいものがありますが、ダルタニャンは満足して逝ったのでしょうね。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2004年11月3日
本棚登録日 : 2004年11月3日

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