匂い立つ空気までもありありと感じられる文章に頭から爪先まで心酔しきってしまいました。短い、それでいて深い文章のひとつひとつから妖しい魅力が滔々と溢れて止まらない。陰陽師安倍晴明、そして友人の源博雅が折なすたおやかで美しい物語。
遥か昔の平安の夜、こんな不思議な事件が本当にあったのではなかろうかとふと思いを馳せる。秋の夜長にオススメの小説です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年9月23日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年9月23日
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