- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309247762
感想・レビュー・書評
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小池さんが好きになりました。
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「ワールドビジネスサテライト]「日本新党」「細川内閣」「クールビズ」の共通項、わかりますか?その裏に裏に活躍したのが現東京都知事 小池百合子さんです。
自分が住んでいる東京を任せている首長の小池さんがどんな方なのか?知りたいな程度の気持ちで手に取ったのですが、想像以上にいろんなことに絡んでいた方なんだなあということを知れるとても良い一冊でした。
小池さんのことを「知る」のにも良いのですが、90年代以降の政治史をざっと確認するためにも良書です。(ということはつまり、それだけ要所要所に小池さんが絡んでいたという証拠?)
小泉元総理大臣は「自民党をぶっ潰す」!では、小池都知事は何をぶっ潰してくれるのか?楽しみですね。(小泉政権後に出馬した総裁選では「霞が関をぶっ潰す」と言っていたそうですよ。笑) -
時の人、東京都知事小池百合子氏の評伝。今、元都知事石原慎太郎との対決に注目が集まるが、彼女がテレビにデビューした番組「世相講談」で石原慎太郎とは面識を持ったことや、そもそも石原慎太郎が政界進出した時の世話役が彼女の父親だったことや、東京副都知事の浜渦氏が小池の家に居候していたことなども本書で知ることができた。世の中は狭いのだ。テレビキャスターとしての彼女がカイロ大学卒という異色のキャリアであることは知っていた。大下栄治による評伝だから、もちろん、彼女の不利益になる記述はないから、この本だけを読めば、この先、小池百合子首相待望論に傾いてしまいそうだ。都知事としての手腕が存分に発揮されれば、首相待望論はいずれ世論になるだろう。自民党の総裁が三選できるように改訂され、安倍晋三のひとり勝ちはしばらく続くだろう。対抗と目された政治家たちはすでに70前後となり、次世代にこれといった対抗馬は見当たらない。小泉進次郎が40代で首相を射止めるほどの世代交代が進むとはにわかに考えにくい。そうなると、安倍晋三の次は、やはり小池百合子なのだろうか、と考えたくなるのである。
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20170118