挑戦 小池百合子伝

著者 :
  • 河出書房新社
3.64
  • (2)
  • (6)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309247762

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小池さんが好きになりました。

  •  大下英治氏の小池評です。すごい勝負勘、外交的センス、首相候補、そして半端でない歌唱力、演出力、明確なビジョンを示すのが得意と。「挑戦 小池百合子伝」、2016.10発行、「小池百合子の華麗なる挑戦」(2008.10)を増補・改題したもの。増補は冒頭の2016.7、都知事選の部分。小池百合子291万超で圧勝(増田179万、鳥越134万)。目次構成は:①アラブに学ぶ ②通訳からキャスターへ ③政治家への転身 ④自民党で闘う ⑤華麗なる環境大臣 ⑥新たなる飛翔へ ⑦2008年9月総裁選※ 流し読みしました。
     ※ 麻生太郎351票、与謝野馨66票、小池百合子46票、石原伸晃37票、石破茂25票。

  • 「ワールドビジネスサテライト]「日本新党」「細川内閣」「クールビズ」の共通項、わかりますか?その裏に裏に活躍したのが現東京都知事 小池百合子さんです。

    自分が住んでいる東京を任せている首長の小池さんがどんな方なのか?知りたいな程度の気持ちで手に取ったのですが、想像以上にいろんなことに絡んでいた方なんだなあということを知れるとても良い一冊でした。

    小池さんのことを「知る」のにも良いのですが、90年代以降の政治史をざっと確認するためにも良書です。(ということはつまり、それだけ要所要所に小池さんが絡んでいたという証拠?)

    小泉元総理大臣は「自民党をぶっ潰す」!では、小池都知事は何をぶっ潰してくれるのか?楽しみですね。(小泉政権後に出馬した総裁選では「霞が関をぶっ潰す」と言っていたそうですよ。笑)

  • 時の人、東京都知事小池百合子氏の評伝。今、元都知事石原慎太郎との対決に注目が集まるが、彼女がテレビにデビューした番組「世相講談」で石原慎太郎とは面識を持ったことや、そもそも石原慎太郎が政界進出した時の世話役が彼女の父親だったことや、東京副都知事の浜渦氏が小池の家に居候していたことなども本書で知ることができた。世の中は狭いのだ。テレビキャスターとしての彼女がカイロ大学卒という異色のキャリアであることは知っていた。大下栄治による評伝だから、もちろん、彼女の不利益になる記述はないから、この本だけを読めば、この先、小池百合子首相待望論に傾いてしまいそうだ。都知事としての手腕が存分に発揮されれば、首相待望論はいずれ世論になるだろう。自民党の総裁が三選できるように改訂され、安倍晋三のひとり勝ちはしばらく続くだろう。対抗と目された政治家たちはすでに70前後となり、次世代にこれといった対抗馬は見当たらない。小泉進次郎が40代で首相を射止めるほどの世代交代が進むとはにわかに考えにくい。そうなると、安倍晋三の次は、やはり小池百合子なのだろうか、と考えたくなるのである。

  • 20170118

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1944 年6月7日、広島県に生まれる。1968 年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970 年、『週刊文春』の記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊『文藝春秋』に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983 年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている。
著書は、「十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊」「美空ひばり・時代を歌う」(以上、新潮社)、「闘争! 角栄学校」(講談社)、「トップ屋魂 首輪のない猟犬」(イースト・プレス)など400 冊以上にのぼる。
近著に、「田中角栄秘録」「官房長官秘録」「小泉純一郎・進次郎秘録」「清和会秘録」(イースト・プレス)、「映画女優 吉永小百合」(朝日新聞出版)など。

「2016年 『田中角栄の酒 「喜びの酒」「悲しみの酒」「怒りの酒」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大下英治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×