- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418115044
作品紹介・あらすじ
愛のおかげでわたしは存在する、愛は見返りを期待しない、愛とはやさしくすること。わたしの愛。あなたの愛。同じじゃないね。フランスで数々の賞を受賞し、世界19カ国で翻訳された話題の哲学シリーズ、自分らしさを考える。"わたし哲学"はじまる。
感想・レビュー・書評
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出版は結構前だけど、最近多くなったように感じる"子どものための哲学"の一種だろうか?
率直な第一印象は「これだけ?」。写真絵本風なものだと知らなかったので (^^;)
見開きで、愛に関するトピックというか側面というかを対立する論で併記する形になっている。哲学的な「愛」と言われて思い浮かぶものとちょっと違う感があるもの(「動物」「スーパースター・ヒーロー」)も含まれているけど、子どもに近いからだろうか。
論としていささか極端すぎるように感じるもの(「兄弟姉妹」「自分自身」「動物」「情熱」)も。「他の人は(この訳語もいささかしっくりこない。原語は分からんが (^^;) )」と言われると、軽く「え?」となる。「考える」ための素材で、あえてそうしたのかもしれないけど。そう考えると、「両親を愛する」は親として複雑 (>_<)
それから、人形のキャラクターがとても愛らしい。そして文章と同じくらい内容を雄弁に語っているのが◎。「どんな年齢でも愛せる」「ひとりぼっちの方がいい」「意見が合わなくても愛し合う」が個人的に秀逸。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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哲学初学者にとって、分かり易い「愛とは何か」という対する問いの応えとして、反対のように見られるものを、イラストを交えてとても分かりやすく書かれている本である。
これらの問いから始まって、「愛とはいったい何なのか」という哲学の森に誘ってくれる本であると感じた。 -
シリーズ3冊目読了。今回はとても極端な思考が載っている印象でした。今までには無かった反発を覚えたり、なんとなく今までと違う感覚です。愛とは片一方でなければこうであるというものは無く、許容か拒否ではない。観念に対する愛があるなら性別に対する愛も欲しかったなぁ。今までで1番思考をちくちくさせられた作品だったと思います。
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これも、読者に対して投げかけてくる絵本。
ひとを愛すること、大切にすることについて、いろんな考えを投げてくる。
文章自体もいいけど、挿絵もいい。手探りな感じを醸し出してくるところらへんが。 -
子ども向けの絵本の体裁だが、哲学の基本である「問うて」、「考える」ことに焦点が当たっている。ここに明確な答えはない。それは各自で見つけ出す、それが哲学なのだ。
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かわいらしい人形キャラクターを使った写真絵本です。
哲学なので、正しい答えがあると記述されているのではなく、
こういう考えもある、逆の考えもあると一ページごとに載せられています。 -
とっても可愛くて、メッセージは短いけど直線で刺さります。
写真のピントが微妙というか絶妙というか…そんなところが気になってしまいました。 -
対になる考えを交互に読みながら、自分はどちらか、それともどちらでもないのかを考えた。愛することとは、なんて考えたこともなかったけれど、温かいものに違いないとは思った。
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