長期出張(西都)から都に戻った後の風景をのんびり
羅半兄日記が西都に忘れさられ農業書として後世にw
次回から女華の境遇がらみの事件が起きるのだろう
今回は壬氏の呼び出しに猫猫が「万全の準備」で応え
る・・・身を捧げる決心がついた(避妊も万全)

2024年4月22日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2024年4月22日]
カテゴリ ファンタジー

願いをこめて鏡を磨けば叶うのです、という不思議な鏡に振り回された人生を巡るリレー小説
時代は明治から昭和、人間の業が磨かれた鏡により複雑に反社して願いも屈折した形で実態化するので、ナニかの寓話を読んでいる気分、星新一氏のシニカルな結末が心地よい変態です
どれ、わが家の鏡も邪な願いを込めて磨いてみるか

2024年4月13日

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読書状況 読み終わった [2024年4月13日]
カテゴリ ファンタジー

この小説は電子書籍になりえない構造です

2024年4月13日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2024年4月13日]
カテゴリ 推理小説

少し物足りない災害伝承講義
水害を防ぐため神社等を建築してお祭り騒ぎを
行うことで人力で地盤を固める・・・秀吉好き

2024年4月13日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2024年4月13日]

あきない世傳金と銀特別巻上
懐かしの物語のスペシャル放送的な後伝
惣次ダケの話かとおもったら短編で主役
が転々と変わりながら五鈴屋の行く末を
見守るぞっと

2024年4月11日

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読書状況 読み終わった [2024年4月11日]
カテゴリ 時代小説

家康と信康の親子の葛藤を描く作品であるが
前提となるのは史実よりも通説に重きを置く
ただ(ネタバレ)最終的に自決を迫る理由は
信康が側室を理由に一向宗に接近したことが
長島で根切りをしている信長にとって最悪だ
という理由

2024年4月10日

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読書状況 読み終わった [2024年4月10日]
カテゴリ 時代小説

領主会議の影でローゼマインが王族からの依頼を
こなしますが、理不尽さに怒りを覚えながら読み
すすめている中「王族との取引」に商人マインド
全開のシーンが痛快ですが・・・落し穴はある
プロローグボニファティウス視線ヴィルフリート
への容赦ない批判に拍手喝采してあげよう

2024年4月8日

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読書状況 読み終わった [2024年4月8日]
カテゴリ ファンタジー

ヴィルフリートをはじめ領主一族に亀裂が走る
いつもですが、実際の政界の様な失言や言葉の
揚げ足取り、失策などの状況に応じて登場人物
が詳細に具体的にありそうな動きをとるところ
が面白い、理不尽な言動を自覚しない王族たち
全員腹立たしい

2024年4月8日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2024年4月8日]
カテゴリ ファンタジー

まさかの東禅寺事件に繋がっていくとは!
歴史小説もそうだが、親の事とはいっても
把握してない事は多く、また世の中で何が
起きているか少女に分からない
この小説は事件の目撃者・当事者が現実に
受けていく扱いを淡々と描く、幕末に多く
あった風景のひとつ(´・ω・`)

2024年4月8日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2024年4月8日]
カテゴリ 時代小説

功を成すことが無くても偉人は偉人
明治期の日本人の勤勉さ、手探りの事業でも
コツコツと調べ上げ網羅し記録をしている為
細かな事実が分かる、地方の中産階級を中心
とする諸産業への国家使命を一身に受け止め
在官中も後も自分の哲学「興業意見」を膨大
な調査の上まとめて挫折を乗り越えて幾度も
実現しようとした・・・流石に社会の状況を
見誤り時代錯誤な一面もあったのか毎回の様
に失敗しているが、感銘を受けたものが地域
にその息吹を残そうとしている

2024年4月5日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2024年4月5日]
カテゴリ 歴史

偽書は増殖する、本書の最後に(偽書なんて)誰が、何のために、あれほどの膨大な資料を偽作するのか、を考えたら本物に間違いないと考える人もいるが、事実は小説より奇なりであって『椿井文書の様に、津軽外三郡誌の様に』偽作を嬉々として行うやつはいるのである
今回は偽作により生糸で財をなした幕末商人中居屋重兵衛が「実は先祖代々ライ病の治療を行い歴代の天皇より讃を賜り、思想的に勤王の志士たちと交流をもつ」という驚愕の事実を羅列するのだが、相手側の資料には一文字も見当たらないが「中山文庫」だけに書かれたのが事実として多くの著作や学説に孫引きされて、真贋を問うたのがこの本書(ノンフィクション)

2024年4月1日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2024年4月1日]

表紙はローゼマインのビフォーアフター
血沸き肉躍る回です、圧倒的不利な状況を
身内を救いたい一念で領主も大国を動かし
神話時代をやり直すかの様な秘法を駆使し
て大攻勢をかけます
『フェルディナンド様を救うためならば、
アーレンスバッハも中央も王もエアヴェル
ミーン様でさえも敵に回しても構わない』
求愛以外の心境で出た言葉と思えない

2024年3月30日

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読書状況 読み終わった [2024年3月30日]
カテゴリ ファンタジー

鍵屋の辻の決闘といえば荒木又右エ門の
有名な活劇なのだろうが親の世代でない
と分からないかもしれない
備中池田家の藩主寵愛の小姓を巡る諍い
で出奔した河合又五郎を匿う旗本と大名
の意地の張り合いが幕閣を動かした
30人の用心棒が1万両を餌にされ刺客
に転じる話の運びが流石

2024年3月28日

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読書状況 読み終わった [2024年3月28日]
カテゴリ 時代小説

土地の古名に込められた洪水・津波・疫病などの災害伝承「災害伝承」を学問する教授と、不動産鑑定士の姉が実利的に協力する需要が有るか無いのか微妙なwinwinな二人に感化されるのが主人公の萌花
実は従兄の研究を桜咲教授に盗用された疑惑で大学を選び准教授に接近して糾弾しようともくろんでいたのだが・・・
神や妖怪の名を借りた災害伝承なので「妖怪防災学」を称する「妖怪退治とは、人為を超えた不可解な出来事を克服してきた歴史、すなわち防災の伝承でもある」「新地名に隠された危険な旧地名」「伝承や神話に登場する怪物の正体」などをキーワードに今は亡き親友の想いを背負い書籍やコメンテーターとして活躍する民俗学者

2024年3月28日

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読書状況 読み終わった [2024年3月28日]

城塚翡翠の抱える傷が表にでると読者は痛々しさに
思考停止する(翡翠も推理能力が低下していた)
彼女の闇は一部が覗いただけだが、相方の真ちゃん
も謎をもっているのね、振り回されるだけの存在で
はなくてホッとしたけど
前半はドラマにあったが、後半は初めての出来事で
翡翠の魅力と真実の姿が発露された作品

2024年3月24日

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読書状況 読み終わった [2024年3月24日]
カテゴリ 推理小説

大和和紀先生の漫画を使い源氏物語を解説
光源氏が如何に不誠実で愛について浅く愚
かな考え方で悲劇を招いたか感慨深い
藤壺を手に入れた、夢の様な逢瀬と光源氏
は夢心地であったろうが、藤壺は恐ろしく
も悍ましい悪夢の過ち・・・これは紫の上
も女三の宮の時も姪なら似ているのでは?
とか自己中な想いだけを優先してしまう
でも漫画にすると優雅でステキな王朝絵巻
の世界を耽溺できるのだよ

2024年3月22日

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読書状況 読み終わった [2024年3月22日]
カテゴリ 漫画

大和和紀先生のあさきゆめみしをふんだんに使い
源氏物語を解説、女三の宮を引き受けた時の紫の
上が死にそうな立場に追い込まれる・・・皇女を
第一夫人にすると正妻としての今までの矜持や愛
が崩れていく予感がある

2024年3月22日

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読書状況 読み終わった [2024年3月22日]
カテゴリ 漫画

札幌で「あさきゆめみし(源氏物語)」大和和紀先生の講演・原画をみて再読を目論んでいますが、NHKでも原典を説明するものまで読んで、大河ドラマもあるのでひたすら源氏物語の世界を勉強中
本書は源氏物語の登場人物を当時の実際貴族と照らし合わせ、似通う部分を人間関係やエピソードを比べる嗜好
また本書で兼家の例を挙げて当時の妻問婚を『待つ女』として時姫や道綱母の関係を解説・・・ヒドイ奴だな
嫡妻問題も説明欲しかった
リアルと違い源氏物語では火災・強盗・疫病・陰陽師が描かれていない

2024年3月22日

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読書状況 読み終わった [2024年3月22日]
カテゴリ 歴史

【浅見光彦④】
今までの三作にくらべて旅情をそそる地方の歴史記述
が詳細になった、シリーズ化を狙う邪な動機だろう
動機から探偵としての介入からして、金田一耕助風の
時代を感じる作品である
このころから真実を暴露しない選択をしていたのねw

2024年3月19日

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読書状況 読み終わった [2024年3月19日]
カテゴリ 推理小説

開拓奉行として榎本武揚が降伏後も、明治政府と交戦しつづけた澤太郎左衛門が主役並みに、時代や情勢見通しのできる逸材の様に描かれているが全体的に諦観溢れる凡作
大嫌いな徳川慶喜や能書きだけの勝海舟、大将にしてはいけない榎本武揚が情けなく描かれていて満足

2024年3月18日

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読書状況 読み終わった [2024年3月18日]
カテゴリ 時代小説

倉本一宏先生は帝国主義がアジア諸国を侵略した歴史を嘆く、平安貴族を怠惰で情けなく思う心が武力に囚われた日本人となった事をおかしいと感じたのだろう「日本は戦争をしない国である(小規模な内戦のみ)」「外国で起きた民族同士の戦争のような徹底的な殲滅戦はなかった」武士の出現で儒教的で和平や懐柔による解決を・敵にも穏便に対応していた筈が前九年・後三年の役の様になった事に衝撃を受けた著者は国内の主だった戦いが内戦で小規模で犠牲者も少なかったことを古代史の内戦全般を詳らかに描く・・・月並みだが「中国大陸や朝鮮半島から離れた島国であったために海外勢力からの侵略を想定せずにすみ、強力な中央集権国家建設の必要性をそれほど感じなくても良かったこと、逆に日本列島からも海外へ武力進出する可能性も低かったために、強力な軍事国家建設の意思を持つこともなかったのであろう。また、周辺にほんとうの意味での異民族が存在しなかったために、国土が侵攻されるという危機感も薄かったはずである。さらには、易姓革命を否定して世襲を支配の根拠とした王権を作ったために、本気で王権を倒す勢力も登場せず、王権側も革命に対応する武力を用意していなかった事も大きな要因である。加えて、王権を囲繞する支配者層も、その中枢部のほとんどは王権を擁護することを旨とした藤原氏によって占められ、軍事をになった氏族も王権から分かれた源氏と平氏、そして藤原氏の末裔によって占められたために、武力行使勢力さえも世襲された」というまとめを得た

2024年3月16日

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読書状況 読み終わった [2024年3月16日]
カテゴリ 歴史

【浅見光彦③】
こちらの方が平家伝説殺人事件とすべきではW
瀬戸内、平家の狼煙の伝説が残る島を巡る原発
誘致で推進派と反対派に二分されたあげくの殺
人事件(国会議員の自殺のくだりは中川一郎先
生の自殺を思い出した)
光彦に積極的にアプローチするマドンナも登場
するのだが、フーテンの寅さんヨロシク作品毎
に色を添えるシステムとなっただけだったw
ところで、本作品の問題点は第一の殺人の動機
『赤い雲の絵』が平家伝説の熱心な崇拝者達を
原発反対に回してしまうという作者の設定だな
それ目的で殺人はしないし絵も盗まない

2024年3月12日

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読書状況 読み終わった [2024年3月12日]
カテゴリ 推理小説

テレビドラマでキャラ設定が頭に入っているので早く読める、話の展開も早いが問題解決に若干の・・・
物理的・倫理的にあり得ないの依頼人や対象者がクズすぎだが上水流涼子と貴山が請け負った相手を簡単に裏切るのはいかがなものか・・・依頼者を護らず法律を守るのは物語的に落としどころを変えても良さそうだが?
立場的にあり得ないも正義だったな・・・あくどく自分の懐も満たして欲しいものです

2024年3月12日

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読書状況 読み終わった [2024年3月12日]
カテゴリ 推理小説

2時間もののテレビドラマ原作にならないかな
筋は読めたものの、物語のスピード感に振り回
されたものでラストの脱出の経過がカドカワの
映画の様な気分で楽しめた
実際のトコ「そんなんならんわ~」と言いたい
のだが目まぐるしい状況の前に許してしまった

2024年3月11日

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読書状況 読み終わった [2024年3月11日]
カテゴリ 警察小説
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