非常民の民俗文化―生活民俗と差別昔話 (ちくま学芸文庫)

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レビュー : 7
著者 :
kivuneさん  未設定  読み終わった 

今住んでいる住宅街が村落であった当時、その村内における格差がたしかにあったことを感じるときがある。
その格差の一例がお寺の位牌の配置と戒名である。
上座と下座、左側と右側がある。またそれに応じて院号や庵主などが刻まれている。
このあからさまな格差というか序列というか、そんなものを目の当たりにするとき、
なんとなく村の秩序と閉塞感を感じる。
きっと常民がいただろうし、非常民もいただろう。
非常民に至っては位牌すら存在しないのかもしれない。
そう思いながら幕末の宗門人別帳を図書館で探してみれば、
村役人もいるし、そこに住み込む下男や下女もいる。
本書を読んで初めてリアルな村社会、そういうものを直視するきっかけになった。

レビュー投稿日
2013年6月23日
読了日
2013年6月22日
本棚登録日
2013年6月21日
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