とりとめない事例の紹介が延々と続くので、オニャンコポンというパワーワードだけが頭に残った。

Wikipediaを読む限り、世界神話学は4つの神話を想定している模様。
- パン・ ガイア神話
- 出アフリカ神話
- ゴンドワナ神話
- ローラシア神話

本書では最後の二つしか紹介しておらず、その辺りも恣意性を感じた。

2018年12月16日

読書状況 読み終わった [2018年12月16日]

社会人なりたての頃にやった、文字コードのマッピングの仕事を思い出した。

メイフレームはIBMで、それにつながるプリンタは富士通製、PCには大量の外字という環境で、ひたすら画面に表示される字形とプリンタから印刷される字形を一致させていた。なぜかプリンタのJEFコードとPCのSJISコードでは、基準とするJISが78年と83年が混在しているというステキな環境だった。

目で確認するしか字形の一致は確認できず、相当に目を酷使する仕事で、当時はこれこそ文字禍だと思った。

本書、文字渦は、文字で人が殺されることはない。
ただ、作者もウェブエンジニア出身ということで、「なんでWebでSJIS使ってんだクソが!」とか、文字コードに苦しめられた経験が、本書を生んだのでは?と邪推した。

これを読むかぎり、そんなことはなさそうだけど。
https://scrapbox.io/mojika/動機
https://scrapbox.io/mojika/解説

2018年10月5日

読書状況 読み終わった [2018年10月5日]

子供が漢字検定を受けるというので、一緒に受けることに。ネットでお勧めされていた本書を購入。

私が受検した回では、ほとんど本書にある問題だった。
漢字検定の2級までは単純な覚えゲーなので、本書の問題を繰り返して9割取れるようになれば、本番でも8割は余裕で取れると思う。

私は漢字検定に初挑戦だったが、2ヶ月の期間で本書を3回ほど繰り返した結果、175点/200点満点で2級に合格できた。

本書は単純暗記に威力を発揮するが、次のような理解を深めたいトピックについては、補助的にネットの情報を活用した。

部首
http://blog.livedoor.jp/veritedesu/archives/1902788.html

漢字の書き順
https://kakijun.jp/m-s/ms_menupage.html

2点しんにょうの文字
https://www.google.co.jp/amp/nlab.itmedia.co.jp/nl/amp/1707/08/news002.html


漢字の使われ方、熟語
http://www.kanjipedia.jp

2018年8月21日

読書状況 読み終わった [2018年8月21日]

昔から怖い話が好きで、最近だとネットの洒落怖や、春先に発売された「日本現代怪異事典」を読んで楽しんでいる。

なんで怖い話が面白いのか?自分でも時々考えたりしているので、本書を本屋で見かけた時に飛びついた。

本書で個々に紹介されるエピソードはどれも面白いが、恐怖の構造については、概ね次のように整理されている。
- 不安と恐怖は違う。
- 不安は漠然としていて、恐怖は具体的。
- 物語は、不安で始まり、恐怖が克服されてカタルシスを得て終わる。

本文よりも、対談部分の方が、この辺がクリアに述べられている。

この整理に、個人的にすごく疑問が残った。

どちらかというと、私はカタルシスの得られない、後味の悪い話が好きだからだ。カタルシスを得たいのであれば、怖い話である必要はないと考える。

以下、酒を飲みながら、怖い話の構造について考えてみる。

怖い話は、だいたい口承で伝えられることが多い。口伝えで伝わる話は、少しずつ元の話と変わって、形成される。文字が発生する以前の物語や神話も、こうしたプロセスで生まれる。
こうしたプロセスで生まれる物語は強いパワーを持つ(と、「クリエイティブ脚本術」に書いてあった)。
都市伝説とかの類が、妙に心に残るのは、こうした理由に起因すると思われる。

怖い話も神話も、同じプロセスで生成されているので、同じ目的、つまり世界を理解するという目的、を持っていてる可能性がある。

理解できない不安や恐怖を理解したり、未然のリスクとして認識するための物語、ネガティブな方向に振り切った神話、それが怖い話の本質ではないかと思う。

2018年8月12日

読書状況 読み終わった [2018年8月12日]

まず、新井先生の志が尊いので、みんな買って読んでほしい。

論旨は超明快。
この辺りの、インタビューでも語られている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yuasamakoto/20161114-00064079/
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20180211-00081509/

本書には、この議論を補強する数々のエビデンスが提示されている。それが、なかなか強烈で、危機感を覚える。

AI技術が普及すると、人間にはこれまで以上に「読解力」が必須となる。しかし困ったことに、どう教育したらそのスキルを伸長できるのか、まだ具体的なメソッドは研究中らしい。

科学的根拠に基づく読解力向上の本を想定しているようなので、そちらも期待したい。

本書を読んで、個人的には、読解力もさることながら、数学ができないとダメだなと思った。

こうした活動が、文系の先生ではなくて、数学の先生によって担われていることが、それを示唆しているように思えてならない。

少なくとも、真のシンギュラリティが起きるまでは。

2018年2月23日

読書状況 読み終わった [2018年2月23日]

全体的には、「最新の家電を駆使して、楽をしましょう。」という話。断捨離とか資産運用だったりの本で言われているような話も多い。

ただ料理編は、スゴイことになっている。
化学調味料を使わず素材の味を最大限生かしつつ、調理家電を駆使することで手軽に料理を作る。
それも低予算で。

試行錯誤してたどり着いたであろうそのプロセスに、家庭料理の未来の姿が見えた。

2017年4月9日

読書状況 読み終わった [2017年4月9日]

アウトライナーの正しい使い方が分かった。

従来型の作文技術は『理科系の作文技術』が超有名だが、これからのモダンな作文技術は、アウトライナーの利用が前提としなければダメだなと思った。

2016年11月28日

読書状況 読み終わった [2016年11月28日]

当方アラフォー、妻子持ち、管理職のおっさんだが、グサグサ刺さった。
「自分はもっと自由であっていいハズ」と、頭では理解しているのだけれど、色んなしがらみに囚われて、自分で自分を律してしまうというのはよくあること。
この辺りの乖離に鈍感になるのが大人と考えていたが、それは「自分を大切にしていない」と言われた気がして、大変にショックを受けている。

2016年7月28日

読書状況 読み終わった [2016年7月28日]

中東情勢の解説が面白かった。
イスラム国がかつてのイスラム帝国の復活を目論んでいるという話は、ニュースで散々報道されているので周知の通りだけど、イランやトルコも同じように、かつての帝国を目指しているとはビックリ。その行動原理は個人の幸せではなく、イスラームの共同体の原理に根ざしていると知り、さらにビックリ。IT全盛のこの時代に、こんなアナクロな話が現実に起きているということに、本当に驚く。むしろITを活用してジハードを行っているとなると、現代の科学技術と1300年前の思想を持った集団ということになるので、まともなコミュニケーションが取れる気がしない恐ろしさがある。

かつての帝国を志向するという文脈で、中国の対外拡張政策のモデルを明としているけど、これはちょっと強引と思った。明の時代に拡張的だったのは永楽帝の時代だけで、拡張的なのは唐帝国の方向性に近い気がする。漢民族の国じゃないから、アナロジーとして不適切だったのか?

2016年6月2日

読書状況 読み終わった [2016年6月2日]

意味もオチも教訓もないけれど、何か心に引っかかる話の断片集。

根本敬先生の『人生解毒波止場』に、ナイーブでセンチメンタルな考察を加えたような本。

2016年5月21日

読書状況 読み終わった [2016年5月21日]

ちょうどPandocとGitBookを比較して、個人的にモダンなドキュメント作成のシステムを構築中だったので、参考までにと思い購入してみた。

本書の主な内容は、基礎的なツールのインストールと簡単な使い方の紹介となっている。

入門的な内容しか紹介されていなかったので、このレベルであれば(linter以外は)GitBookを使えば済むような話だった。

せめて、フローチャートやシーケンス図を含むリッチなドキュメント作成方法が紹介されていればなあと思った。(PandocやGitBookであればプラグインを使えばできる。)

2016年5月16日

読書状況 読み終わった [2016年5月16日]

特集2「ドラゴンクエストX開発ノウハウ大公開」の記事が読みたくて購入。

解説はの中でもトランザクションの性質に応じてRDBとKVSを使い分ける話が面白かった。RDBとKVSを組み合わせてパフォーマンスを上げるって時に、処理分割する考え方として参考になった。ただ両者の仲介プロトコルを自前で作るのは大変そう。

MMORPGだとチーター対策が重要になってくると思うのだけど、今回その解説はなかった。セキュリティ周りの解説もどこかで読めると嬉しい。

2016年1月10日

読書状況 読み終わった [2016年1月10日]

本書の冒頭でPISA型の読解力低下を問題にしているが、本書で語られる読解力は、PISA型の読解力とは全く別物である。

本書では、テクストをより「よくわかる」ためには、多様な文脈をテクストに適用して新しい意味を引き出し、整合性の取れている範囲で多様な解釈をすべきとしている。つまり単一のテクストに対して、多様で詳細な解釈ができることを読解力と言っているのである。このスキルって、文学研究者と法律家以外に必要?

PISA型の読解力=現代社会が要請するような読解力、すなわち本書の読者が本当に必要と感じているスキルを求めるなら、"PISA"、"読解力"をキーにググった方が、よりその要求に近い回答が得られる。具体的には、クリティカル・リーディングだったり、パラグラフ・ライティングだったりのスキルのことで、それらのスキルを伸張することが、PISA型の読解力を向上させる手段なのではないかと考える。

全体的には、ずっと上記のような違和感を感じながら読んでいたのだが、一番最後の国語の試験問題に対する提言だけは、すごく良かった。受験生の時に、こんな風に考えられたら、「設問がおかしいだろ!」とストレスが溜まらなかったのにと。

2016年1月2日

読書状況 読み終わった [2016年1月2日]

ポストモダンの思想なんて、今更話題にもならないので、あえて「読まなくていい」という必要あるのかなと思った。

各章末とも非常に違和感を感じる構成となってて、読みにくい。Wikipediaの記事をコピペして、無理やり話をつなげているようなにみえた。

エロ目的で見てみたら、傑作映画で驚いた。

推理小説家のおばさんが、若く美しく自由奔放な娘に初め嫉妬し、徐々に惹かれていく…という話と思わせておいて、唐突にサスペンスに変わったり、話の着地点が見えず最後まで緊張感が持続する。

夏の南仏の風景は美しく、そして随所に現れるリュディヴィーヌ・サニエの裸も恐ろしくスタイルが良く、プロットと映像と美女の三拍子揃った最高の映画だった。

2015年10月5日

読書状況 観終わった [2015年10月5日]

JavaScriptをメインで使っている人が、関数型プログラミングの考え方を身につけるにはこれ以上の本はないと思う。

本書を読めば、コードの可読性や美しさについての、関数型プログラミングの観点を通じて、新しい見方ができるようになる。

少なくとも私は、この先forループを使うことはないだろうし、変数宣言は可能な限りconstだけを使うだろう。

惜しむらくは、ES6策定以前に出版された本ということ。ES6なら、もっと簡潔で分かりやすく書けるのに!と、もどかしくなる箇所が多かった。

2015年9月21日

読書状況 読み終わった [2015年9月21日]

奥崎謙三氏が、旧日本軍の軍部の中で起こった事件や人肉食の事実について、当時を知る関係者たちから言質を取って真相に迫るというストーリー。一見、ミステリータッチのドキュメンタリーなのだが、それはミスリーディング。
実際の内容は、神軍平等兵を名乗る奥崎氏が、神の意志に従って無茶苦茶するというもの。本当に無茶苦茶すぎて、氏は12年の実刑をくらうことになる。終戦後30年以上たって、突然こんな人に絡まれた関係者達が気の毒に思えた。
どう考えても氏はマジモンだが、己の信念にのみ従って生きる姿は、気高くもあり非常に格好良い。氏のバイタリティーと正義と狂気が、見る人にパワーを与えてくれる。そんな作品。

2015年6月22日

読書状況 観終わった [2015年6月22日]

荒木先生が、漫画界の後進のために、持てる漫画創作の技術を解説してくれます。

特筆すべきは、解説の仕方が非常に具体的なところです。キャラクターを作るための身上調査書を開示したり、世界観を作るためのサンプルを列挙するなど、天才の思考の一端を垣間見ることができます。

素晴らしい内容なのですが、記載内容に一点だけ明らかな誤りを発見しました。
『ジョジョリオン』で「初めて女性のおっぱいも描いています」とありますが、実際は『ゴージャス☆アイリン』で既に描いています。

2015年5月6日

読書状況 読み終わった [2015年5月6日]

「キレイな文字は、毛筆の特徴を持った文字」というのは理解していたけど、「そもそも、硬筆で線の強弱を表現するのは無理!」と思ってた。だけど、ボールペンでも適切な道具使って、起筆/トメ/ハネ/ハライに気をつければ、そういった表現は可能と。この指摘が、自分の中では一番有益な情報だった。
道具選びについては、ボールペンの油性/水性だけでなく、染料/顔料の違いによる発色の違いにも言及されてて、この話も新鮮だった。これまで書きやすさだけで、ジェットストリーム一択だったけど、ボールペン選びに新しい観点を与えてくれた。
非常に良い本だけど、前半のペン字教育へのディスが冗長で、読むべき部分は全体の半分くらい。

2014年9月7日

読書状況 読み終わった [2014年9月7日]

字が下手だとバカっぽく見えるし、字がキレイだと知性を感じる。ビジネスの場で手書きの字を見ることが少なくなったので、その分、その人がどんな字を書くのか印象に残る。自分も最低限の知性を感じさせる位には、まともな字がかけるようになりたいと思い、本書を購入。ペン字で打ち込みは必要か?ハネや払いの角度は?など、どうしたら正解か分からなかった部分に明快な答えを与えてくれた。

2014年8月9日

読書状況 読み終わった [2014年8月9日]

愛のない家庭に育ったメンヘラ女が、幸せを掴む話。幸せの形は人それぞれぞれだけど、傍からると、この結末は限りなくビター。

2014年1月11日

読書状況 読み終わった [2014年1月11日]

痛み表現がやたらリアルになってたり、ジャパニーズホラー表現を取り入れていたり、今風にはなってる。ただ、オリジナルにあったギャグなのか狂ってるのかよく分からない恐怖感が、全く削ぎ落とされてしまっていて、ただ「痛そう」なだけだった。『キャビン』の方が、よっぽどオリジナルへの愛情を感じる作品だった。

2013年11月17日

読書状況 観終わった [2013年11月17日]

とんでもない地雷だった。見てて苦痛しか感じなかった。

2013年9月15日

読書状況 観終わった [2013年9月15日]

ここ数年スプラッタホラーを見過ぎたせいで、どんな映画も「お決まりのパターンをどう崩してくるか」という点でしか楽しめなくなってきている。
本作については、冒頭、下半身パンツだけの女が出てきた時点で「これは信頼できる作品だ」と予感した。こういった、頭にド定番の演出をあえて持ってくるからには、今後、相当なパターンからの逸脱が期待できる。
しかし、まだ過剰な期待は禁物である。単純にパターン通りの演出しかできないだけの作品も大量に観てきた。本作でも若者グループがたどり着いた山小屋や、バケモノが出現する原因なんて、完全に『死霊のはらわた』じゃないか。
あれ?このまま『死霊のはらわた』オマージュで終わるのか??と思わせておいてからの展開は、正直びっくりした。鑑賞している間、物語をメタ方向へスライドさせるというアイデアに感心してしまった。
ただ、見終わってから思ったのは、「結局この作品も『死霊のはらわた』との部分的な差異を楽しむ作品であって、根本からスプラッタホラーの新しいパターンが確立できたわけじゃないよなあ。」という寂しい気持ちだった。

2013年9月9日

読書状況 観終わった [2013年9月9日]
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