川瀬雅彦シリーズニ作目で、シリーズ六部作の五作目。
フランクフルトへ向かう初フライトの旅客機。現地ではセレモニーの用意もされていたが、着陸に失敗。
真実は人為的ミスよるものなのに、システムの不具合と疑われ、開発会社はチェックを迫られる。
その会社のオーナーに愛人ができ、設立当初からの共同開発舎の妻との間で、信頼関係が失われる。
妻はその復讐にコンピュータウィルスを開発、世界中を混乱に落とし入れる。
また飛行機のシステムにもイタズラをし、そのおかげで地球上の二機の飛行機が操縦不能になる。
主人公川瀬はたまたまアメリカのコンピュータウィルス駆除システムの会社に取材中にその事実を知る。
ストーリーはともかく、このウィルス駆除ソフトの開発が間に合ったとしてもただで売るのはやだと言った、会社の代表者の気持ちはわかるような気がする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
楡 周平
- 感想投稿日 : 2012年3月29日
- 読了日 : 2011年3月25日
- 本棚登録日 : 2012年3月29日
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