星が吸う水 (講談社文庫)

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本棚登録 : 306
レビュー : 31
著者 :
knkt09222さん 文学 日本 小説 最近 /女性   読み終わった 

今まで読んできた村田沙耶香で惹かれてきたのは、
A.少女期特有のセンシティブなところ(「ギンイロノウタ」「タダイマトビラ」)、
B.サイコパスと言ってしまえばつまらないが浮世離れした人生観(「コンビニ人間」)、
の2点であって、
C.純文学にSF的設定を持ち込んだ、全然考証も何もない思考実験(「殺人出産」とか)、
そしてこの
D.性への違和感、
はあまり乗れないのかもしれない、と感じた。
というのも視点人物があまりにも性を思考の真ん中に置き過ぎていたり、女性同士の会話でもわざわざ性を議題にしたり、
不自然なくらい。
その不自然さはC.とも通底する。
要は、それを語りたいがための設定的無理、というか。
女性ならわかるかもという限定はしたくない。
性は男性にとっても生理的に持って行かれるから。
でも商品的な性、性は観念に過ぎない、というのは岸田秀の精神分析でも言われていたことなので、特に目新しい着眼点ではない。
いずれにしてものめり込むのはむずかしそう。

レビュー投稿日
2019年4月6日
読了日
2019年4月6日
本棚登録日
2019年3月27日
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