ブッダ 1 (潮漫画文庫)

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本棚登録 : 928
レビュー : 74
著者 :
knkt09222さん 漫画   読み終わった 

全巻通して思ったのは、「悪」の描き方の巧みさ。
この作品では完全なる悪は存在しない。
すべてがシッダルタ=ブッダの対比人物として、悪の要素を持たされているだけ。
それなのにその魅力たるや。
そして悪の人物はおおむね手塚治虫の創作なのだ。
主要人物全員に、物語を推進していくための存在意義がある、というのは並大抵の構成力ではない。やはり手塚治虫。

筑紫哲也(あまり好きじゃないけど)の解説に、
人間中心主義ではなく生命尊重主義、
ということが書かれていたけれど、
悪しきヒューマニズムを脱却するのは、普通の精神生活を送っている人には難しい。
手塚治虫の悟りを示すいいエピソードだと思う。

レビュー投稿日
2016年7月13日
読了日
2016年7月13日
本棚登録日
2016年7月13日
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