ガンにより他界した著者が、闘病中に出産した娘さんに向けた言葉を集めた本です。
前半は娘に向けた教え、後半は闘病記。
読んでいて苦しかったです。特に後半は。
しかし夢中で読みました。
娘さんへのメッセージは、一つ一つの言葉を吟味して読みました。
なぜこの単語を使うのか。なぜその項目を娘に伝えたいのか。
生きたいという力を言葉から感じました。
狼狽し通常の状態ではない旦那様の様子が行間から読みとれました。
苦しかったです。
著者がなぜこの書をこの世に残したのか。
哲学的に生について考える機会を得ました。
その解は、自分の家族として新しい命が生じたとき、そして、自分自身の死が目前に迫ったときに得られるのだと思います。
私は柚莉亜ちゃんに手紙を書こうと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文化
- 感想投稿日 : 2013年1月27日
- 読了日 : 2013年1月27日
- 本棚登録日 : 2013年1月27日
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